杜氏の里
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薩摩半島の南西部の端に南さつま市笠沙町があります。この笠沙町の黒瀬は焼酎造りの杜氏(とうじ)を造る職人が多く,全国各地の酒所で焼酎造りの基本である杜氏を造っていたそうです。酒の出来,不出来も杜氏しだいなので非常に大事にされていたようで,酒造会社での集まりの時の席順は蔵元の主人の次が杜氏さんであったそうです。
この杜氏の伝統技術を保存,継承していくために[杜氏の里]が造られ[焼酎造り伝承展示館]を中心にｲﾍﾞﾝﾄ広場や語らいｿﾞｰﾝ,すぐそばに笠沙美術館などがあります。
そして,目の前の海には沖秋目島(おきあきめじま)という無人島があり,この眺めがなんともすばらしいのです。この島は別名枇榔(ﾙﾋﾞ/びろう)島とも呼ばれているようです。そして,かって映画[007は二度死ぬ]で悪の結社のｱｼﾞﾄの舞台として登場したようです。うーん,そそり立つ奇岩などがあり悪の結社のｱｼﾞﾄとしてはﾋﾟｯﾀﾘの感じもします。
また,焼酎造り伝承展示館の入口近くに川田順さんの歌碑があり[冬知らぬ薩摩野菊の咲くところ神代の跡のいそにおりたつ]と刻んでありました。
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