NTTの子会社であるNTTワールドエンジニアリングマリンが所有する海底ケーブル敷設船「すばる」。この船は最近の
インターネットなどによる通信需要の増大に伴い、ケーブル敷設船の需要も拡大しているために1999年に進水した船である。
最大5千キロメートルのケーブルを連続敷設できるなど、敷設能力は国内最大級であり、高性能の自動船位保持装置を採用し、
潮流3ノット、風速30ノットでも安定した敷設・修理作業ができるなどの、すぐれた能力をもっている。
また、推進装置として、国内で初めて採用した電気推進でプロペラを回転させる大型アジマスプロペラ二基を搭載している。
三菱重工業下関造船所(山口県下関市)で造られたもので、おもに日米間の海底ケーブルの敷設や太平洋での地震計の設置などに使われる。
・船名 :すばる
・総トン数:9,557トン
・巡航速度:13.2 ノット
・乗員数 :80 名
|