円形分水の観光情報1

円形分水


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 この十二号分水は取水口である頭首工から円形分水に至る約2000mの暗渠(トンネル)に十二箇所の窓(廃土の搬出口)があることから十二号分水といわれている。取水口から約2000mの暗渠を通ってきた水はここで初めて地表に出てくる。この円形分水の中央が出口である。現在の円形分水までの通水は明治25年に完成したが,ここから三線の幹線水路に分配する水の量で,お互いに反目し合い,連日のように水争いが繰り返され騒動を起していたため,昭和9年にこの円形分水が造られたものである。この円形分水により適正な水の分配ができるようになり水争いも無くなった。適正な水の分配とはそれぞれの水路の耕地面積に比例した水の量を配分することである。水の出る四角な穴は全部で20個あり,1着線には5個,2着線には8個,3着線には7個の割り当てがされている。先人の智恵の結晶である円形分水はC級近代土木遺産に指定されている。

 毎年4月10日頃[水神祭]が行われている。


円形分水の観光情報2

円形分水の観光情報3

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