桑原家住宅の観光情報1

桑原家住宅


TOP>熊本県>熊本南部>桑原家住宅

 この住宅は,熊本県南部とくに球磨・人吉地方に多く見られた鉤屋(かぎ)型の民家で,建築年代は江戸時代後期の文政(1818-1830)の頃といわれている。
主屋は[ざしき],[あらけ],[なかのま]の3部屋が一列に並ぶ棟と,これにか鉤型につながる[だいどころ],[どうじ(土間)]の2部屋がある棟から構成されている。
[ざしき]は全面に玄関を構え,床の間をもつ整ったもので,次の間にあたる[あらけ]の前にも玄関が設けられている。これらから,接客用に格式を整えた武家屋敷住宅らしい趣がくみとれる。[だいどころ]にはいろりが切られ,家族の居間として用いられていた。
この桑原家は,周囲に後世の増築部分があるものの,主体部は当初の部材がよく残っている重要文化財である。県下の国指定の民家には,旧境家住宅(和水町)と太田家住宅(太良木町)がある。


桑原家住宅の観光情報2

桑原家住宅の観光情報3

前へ/26/27/28/29/30/次へ


上位画面へ戻る↑
トップページ