鹿児島神宮
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大隅一の宮であった鹿児島神宮。創建は定かではありませんが,神武天皇の代とも,それ以前とも伝えられています。式内社の大社として記載されていますから,少なくとも1100年以前からそうとう大きな寺院であったと思われます。祭神は天津日高彦穂穂出見尊(あまつひだかひこほほでみのみこと),豊玉比売命(とよだまひめのみこと)です。
社殿は宝暦6年(1756)に島津氏24代重年公が建立,寄進したもので,丹塗りの荘厳な造りです。拝殿の天井には植物の絵が描いてあり,全体的に開放的で明るい雰囲気の寺院です。
境内には樹齢800年の御神木である大クスや亀石などがあり,旧社地でもある神社北側の石体宮は,ヒコホデミの命の皇居・高千穂宮の跡であるといわれています。
この鹿児島神宮で旧暦の初午に近い日曜日に[初午祭]が行われます。祭りの日には20万人の人出があり,参道には,露店や植木などの店が数多く並びます。祭りの最大の見ものは,鞍に造花などを華やかに飾り付けた30頭近い[鈴かけ馬]が,ステップを踏むように踊る全国にも例をみないユニークものです。この日のために練習したのでしょうが,太鼓,三味線,歌に合わせて踊る馬の見事な足さばきを見ていると馬って賢いな〜と,感心します。
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