旧松本邸(西日本工業倶楽部)
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旧松本家住宅は九州実業界の元老[松本健次郎](1872-1963年)の旧邸です。大規模な洋館と日本館,数棟の付属室からなる明治後期の典型的な貴紳住宅です。
この洋館の設計は赤レンガの東京駅などを設計した辰野金吾の主宰する辰野・片岡事務所が当たり,日本館の設計は洋館の建築監督をした久保田小三郎が行いました。洋館は明治43年(1910)に日本館は明治42年(1909)に造られたものです。洋館の外観は,絵画的な建築様式をとり,ハーフティンバースタイルとアールヌーヴォー風の細部意匠に特徴があります。建物の内部にはステンドグラスや名画,昭和天皇の泊られた部屋などがあり国の重要文化財となっています。
通常,屋敷内への立入りはできませんが,春と秋の年2回一般公開されます。現在は西日本工業倶楽部の所有となっており,専用会館として会員の講演会,会合,パーティーなどさまざまな行事が行われています。また,建物の特徴を生かし,結婚披露宴,音楽会,茶会などにも利用されています。
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